米国のワシントンで開かれているNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議は10日、ウクライナへの長期的な支援の強化を明記した首脳宣言を発表した。首脳宣言では、ウクライナへおよそ7兆円規模の軍事支援の継続を盛り込むとともに、ウクライナが「NATO加盟に向けた不可逆的な道を歩む支援する」と明記した。中国については、ロシアの「決定的な支援者」と非難し、“近隣諸国と大西洋地域の安全保障にもたらす脅威を増大させる”と指摘した。その上で、ウクライナ侵攻を支える兵器の部品や装備品などの支援を全て停止するよう求めた。