米国下院民主党トップ・ジェフリーズ院内総務はバイデン大統領と11日夜に会談し、党内で広がる懸念などを協議したと明らかにした。身内の民主党で撤退を求める議員は少なくとも19人にのぼっている。また、現地メディアは盟友のオバマ元大統領らが選挙戦の継続に疑義を呈していると報じたほか、バイデン氏の陣営がハリス副大統領とトランプ前大統領の対決を想定した世論調査を実施しているとも伝えている。バイデン氏は求心力を取り戻そうと臨んだ11日の記者会見でもハリス副大統領をトランプ副大統領と言い間違えるなど、選挙戦継続をめぐる正念場が続いている。