ハリス氏は、ホワイトハウスが見える広場で演説を行う予定。ここは、議事堂襲撃事件の直前にトランプ前大統領が演説をしたのと同じ場所で、その象徴的な場所での演説を伝えようと会場の外には多くの報道陣が集まっている。ハリス氏は、トランプ氏が2021年の議事堂襲撃事件の直前、支持者に「議会に向かって歩こう」とあおった同じ場所で演説することで、有権者に事件を思い起こさせる狙いがある。ハリス氏は演説で、「トランプは米国国民を分断させ、互いを恐れさせるよう仕向けてきた」などと批判し、「みなさんの生活をより良くするために、共通の基盤と常識的な解決策を見いだすことを誓う」と強調する。そして、「全ての米国国民のための大統領になる」と訴える。会場の外では、すでに多くの支持者が列を作っている。およそ4万人が集まるとみられていて、会場に入れない支持者のためのスペースも設けられるという。直前まで支持率がきっ抗する異例の選挙戦となる中、ハリス氏がトランプ氏が返り咲いた場合の危険性を強調し、票の掘り起こしにつなげられるかが焦点となる。