石破総理大臣は米国・ワシントンで現地時間の今週7日にトランプ大統領との初めての首脳会談を行う予定。日米首脳会談で、中国への対応などをめぐり、日米同盟は揺るぎないことを確認し、法の支配に基づく国際秩序を維持・強化していくことで一致したい考え。会談での合意内容を盛り込んだ成果文書のとりまとめを目指し、調整を急ぐ方針。これに関連し、きのう国会で「法の支配を力によって突き崩すことは認められないという点で、そごが生じるとは思っていない」と述べた。台湾海峡の平和と安定の重要性も確認するほか、北朝鮮の核・ミサイル開発やロシアとの軍事協力の進展に深刻な懸念を共有したいとしている。さらにトランプ大統領が自国第一主義の政策を掲げていることも念頭に、韓国を加えた3か国や日米豪印4か国のクアッドの枠組みといった多国間で連携する必要性も強調するものとみられる。日本政府は首脳会談での合意内容を盛り込んだ成果文書のとりまとめを目指し、調整を急ぐ方針。