訪米中の石破首相がまもなくトランプ大統領との初の日米首脳会談に臨む。首相就任後のAPEC首脳会談で石破首相は席に座ったまま握手をしたり、日中首脳会談では習近平国家主席が右手で握手を求めたのに対し両手で握り返すなどの行動に冷ややかな声も出たことがある。入念な準備を行ってきた石破首相は握手についても外務省からレクチャーを受けていたことが判明。政府関係者はトランプ氏の握手も独特なやり方と指摘していて対策項目の一つ。レクチャーに同席した関係者は「大変熱心に取り組んでいた、準備は万全」と話していた。握手の長さについては関係ないと思われる。政府関係者は会談後に2人で行う共同記者会見こそ注目と話す。石破首相訪米のタイミングでのトランプ氏のUSスチールとの面会について政府関係者は「正直驚いた」と話し「(USスチール問題は)首脳会談で議題に上がるだろう」と話している。買収反対の立場だったトランプ氏が何を言い、それに対し石破首相がどうこたえるかが大きな焦点になる。また「アメリカがガザを所有」と発言したトランプ大統領。日本政府側も「何を言い出すか全くわからない」と警戒感を持っている。日本に関わる想定外の発言がされた場合、石破首相がどうこたえるかも大きな注目ポイント。