12日朝開かれた閣議の冒頭、閣僚が拍手でお出迎え。トランプ大統領との初の会談を終えたことに対するねぎらいだったよう。「何を言われるかわからない」と警戒しながら望んだ今回のアメリカ訪問。石破総理は“成果に自信”を覗かせた。しかし日米首脳会談の3日後、トランプ大統領は日本を含む全ての国を対象に鉄鋼とアルミニウム製品に25%の追加関税を課すと発表。これに野党の追及が相次いだ。政府幹部は「関税の話を首脳会談で出さなかったのは明らかに総理への配慮だと思う」とコメント。立憲ベテラン議員は「日本は言うべきことを何一つ言わず1兆ドルの投資などお土産を持っていっただけだ」とコメント。政府は12日、日本を追加関税対象から除外するようアメリカ政府に申し入れを行なった。評価の声が上がる一方、不透明さも残った今回の首脳会談。今後の展開が注目される。