カナダ・カナナスキス、大自然の中のリゾートにG7首脳が集結した。トランプ大統領が2日目の日程を切り上げ、急遽帰国。ホワイトハウスは中東情勢が理由と説明。イスラエルとイランの応酬への対応と見られる。会議終了前の帰国は異例。アメリカメディアはトランプ氏が国家安全保障会議に対し、帰国後ホワイトハウスの作戦司令室で直ちに会議を開けるよう準備を命じたとしている。現地の緊迫の度合いが一段と高まった可能性がある。こうした中、G7首脳がイランが決して核兵器を保有できないことについて一貫して明確な立場をとってきたなどとして共同声明を採択。そしてG7サミットでは2日目にゼレンスキー大統領を交えてウクライナ情勢も議論予定だった。しかしトランプ大統領はこれに参加しないことになる。G7シャルルボワ・サミットでも関税を巡るトランプ大統領の振る舞いが注目を集めていた。関税批判にトランプ氏が激怒し、首脳宣言から離脱していた。会場で提供されているミネラルウォーター、缶の材料はカナダ産アルミニウム。加工はアメリカのためトランプ関税の対象。これで缶の値段は2割増。さらに今月3日、アルミニウムなど対象に追加関税が発動している。缶の値段が当初の5割り増しになると通告。