来月1日までの合意は難しいとの指摘も上がっていたが、トランプ大統領はSNSに日本が自動車・コメなどの貿易で国を開放すると投稿した。米政府元高官は、ベッセント財務長官が訪日し石破首相と会談したことが合意に向け大きな意味を持ったと指摘したうえで、日本が自動車関税などの引き下げを勝ち取るためにどう譲歩を行ったか詳細が分からず現時点で評価は難しいという認識を見せていた。交渉がまとまらずに来月1日に新たな関税が発動されれば金融市場が再び混乱する恐れもあり、主要な貿易相手との交渉を加速させたいという思惑もトランプ政権側にはあったものとみられる。