「ワン・バトル・アフター・アナザー」を紹介。藤原帰一さんはキーワードをあげるとすれば、人種差別と移民迫害だとした。原作ではベトナム戦争とレーガン大統領、本作ではイラク戦争とトランプ大統領を描いている。主演のレオナルド・ディカプリオが頼りない男だが、一人娘のことが何よりも大切、情けないほど頼りないが愛情深い幅広い役を演じているという。ショーン・ペンは白人至上主義に取り憑かれた男を演じているために、顎を突き出したりして存在感を示している。ベネチオ・デル・トロはどんなことが起きても平静を保つ人物を演じている。ディカプリオの娘を演じるのはチェイス・インフィニティ、出てきただけでインパクトが強い印象だという。藤原帰一さんは映画の終わりに追跡シーンがあるということだけは伝えたい、一本道が何度も出てくる、上下がある道、映画史上の追いかけっこで有数の出来だと思うと話した。