3月に行われたWBCで大谷翔平は10安打8打点で打率.435。投手としては3試合で奪三振11失点2防御率1.86。大会MVPに選出されている。里崎智也が選んだ「進化した大谷」のプレーは、イタリア戦の「セーフティバント」。なかなか得点できない空気を変えたプレーで、里崎は「自分の記録・活躍を度外視した判断は、チームを勝たせたいという思いの中でのプレー」と勝てる。ここからチャンスを広げ、岡本和真のHRなどで4点を先制し、9-3でイタリアに快勝した。大谷は試合後「チームの勝利より優先する自分のプライドはなかった」と語っている。準決勝のメキシコ戦では、1点を追う9回に自ら出塁しチームを鼓舞。里崎は「先頭でツーベースはチームにとって大きなプレー。なんとしても勝ち切る意思表示だった」と話している。