パドレス・ダルビッシュ有が右肘の靭帯修復手術・屈筋腱の修復手術を受け、来シーズンは全休する見込みであることを球団が発表した。手術は成功したものの、回復するまでに通常12~15カ月かかり、本人もSNSを通じて「2026年シーズンは試合で投げることが出来ない」とコメント。来年3月のWBC出場は絶望的となった。メジャー14年目の今シーズンは開幕から「右肘の炎症」で負傷者リスト入りしていたが、7月にメジャー復帰登板。投球フォームを変更するなど試行錯誤しながらマウンドに上がり続け、9月には歴代最多の日米通算「208勝」に到達。最後はカブスとのワイルドカードシリーズでマウンドに上がり今シーズンの戦いを終えた。ダルビッシュが右肘の手術を受けるのは2015年以来2度目。同じく2度右肘の手術を受けたドジャース・大谷翔平は今季、投手復帰を果たし、二刀流でWS連覇に貢献。マリナーズ、ロッキーズなどでプレーしたジェイミー・モイヤー氏は2010年、48歳で左肘靭帯の手術を経験し、2012年にメジャー歴代最年長勝利記録を樹立している。再びメジャーのマウンドに上がることが期待されるダルビッシュは自身のSNSで復活を誓った。
