東京・日野市に暮らすクリスさん(19)はウクライナ・ドニプロ出身で、学生寮の鍵を思い出の品として大切にしている。ディマさん(25)は祖父から譲り受けた伝統衣装、ヴィシヴァンカを日本へ持ってきた。家族、母国の歴史の一部だという。セルヒーさん(27)にとって家族との思い出の品は父が使っていた手袋の切れ端。2014年、クリミアはロシアによって一方的に併合され、弁護士や議員をしていた父は52歳で転職。今も日用品店を営業している。セルヒーさんは日本の法律事務所に勤務し、避難民をサポートしている。
日本で避難生活を送る人たちが、生活の支えになっているという大切なモノを紹介。娘と石巻市に暮らすリディアさん(87)はデイケアに通っている。祖国から日本に持ってきたのはピアスと指輪だけだったという。夫のヴィターリさんから30歳の誕生日に贈られたネックレスのエピソードを話してくれた。ヴィターリさんは祖国の土地で眠り、いずれリディアさんも夫の墓の隣にいたいという。
日本で避難生活を送る人たちが、生活の支えになっているという大切なモノを紹介。娘と石巻市に暮らすリディアさん(87)はデイケアに通っている。祖国から日本に持ってきたのはピアスと指輪だけだったという。夫のヴィターリさんから30歳の誕生日に贈られたネックレスのエピソードを話してくれた。ヴィターリさんは祖国の土地で眠り、いずれリディアさんも夫の墓の隣にいたいという。