サッカーJ1が14日開幕。ヴィッセルの沖縄キャンプ。ヴィッセル神戸・武藤嘉紀選手は特殊なマスクを着けて練習に臨んでいた。あえて呼吸を制限し、軽いランニングでも効果を高め、心肺機能の強化に取り組んでいた。昨シーズンは37試合に出場。チーム最多の13ゴールを挙げて、連覇の原動力になった。初めてリーグ最優秀選手にも輝き、クラブ、個人ともに最高の結果を残した。オフにはほかのクラブから獲得のオファーが届いた。移籍か残留か、葛藤が続いた。残留を決断した背景には、より高みを目指したいというプロとしてのプライドがあった。3連覇の快挙に挑む新たなシーズンへ。年齢を重ねる体に、これまで以上に向き合っている。妥協を許さず、限界に挑み続けながら過ごす日々が、新たな快挙につながると信じている。武藤選手は「ヴィッセル神戸のためにすべてをささげて、魂をもってプレーしていきたい」と述べた。