トランプ大統領はフランスのベルサイユ宮殿でイランとの戦闘終結の覚書に署名。イランのペゼシュキアン大統領も覚書に署名し軍事作戦の開始から約3か月半で一つの節目を迎えた。トランプ大統領は成果を強調したがアメリカ国内からは批判の声が上がっている。覚書にはイランの核開発について「高濃縮ウランの処分は最低限の手段としてIAEA監督下で現地で希釈する」と記載。繰り返し引き渡しを求めてきた米側にとっては条件を緩和したとの見方もできる。また、ホルムズ海峡についても「イランは60日間に限り無償となるよう最大の努力をもって準備する」と記載。60日以降は通航料などを徴収する余地が残された形となった。トランプ大統領は強気の姿勢を崩さず「最終合意に至らなければ再び攻撃する」としている。日本ではアメリカとイランの覚書署名を受け、日経平均株価の終値が4日連続で最高値を更新。赤沢経済産業相は「ホルムズ海峡の安全な航行が1日も早く確保されることを期待する」としたうえで「まだ予断を許さない状況が続くため引き続き緊密に連携をとりながら安定供給の確保に取り組みたい」と話した。中東情勢やエネルギーに詳しい専門家は原油の受給がひっ迫した状況は当面続くと予想。機雷がある程度除去されても航行する船の量は限定的などと語った。
