ノルウェー・トヴェイタ地区で育ったパル・エンゲル。サッカーが大好きで将来はプロになりたいと思っていた。練習を重ね名門チーム「ヴォレレンガ」に入った。しかしパルは小さい頃から悪ガキでオスロのギャング団に仲間入り。夜は親友と時計などをよく盗んでいた。そして昼はサッカー選手として試合に出場していた。パルが一番したかったことは自分の能力の凄さを世界に示すことだった。パルは親友とムンクの「叫び」を盗むことに決めた。パルは学校の遠足で「叫び」を初めて見た瞬間に心を奪われた。7年近く週2で美術館に通っていた。パルは「叫び」が入口から何番目のマドの近くに展示されているかを数えた。1988年10月3日、窓にハシゴを掛け窓を割り絵を盗んだ。