米国・バイデン大統領と英国・スターマー首相は13日、ホワイトハウスで会談し、ロシア領内への長距離ミサイルの使用制限の緩和などについて協議した。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は、欧米諸国がウクライナに供与した長距離地対地ミサイル「ATACMS」や「ストームシャドー」によるロシアへの攻撃の容認を求めている。スターマー首相は容認に前向きで、英国が供与した長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」の使用の容認を米国に求めたとみられる。一方、バイデン大統領は“戦火の拡大を招く”として慎重な姿勢。スターマー首相は会談後の記者団の問いかけに“今後、数週間から数カ月の支援が極めて重要になる”と述べるにとどめて、容認を認めたかは明らかにしなかった。