2000年、47歳の若さでロシアの大統領となったウラジーミル・プーチン。それから19年後、隣国ウクライナで大統領となったヴォロディミル・ゼレンスキー。両者が率いるロシアとウクライナの間には、過去100年間で三度にわたる苦い経験がある。ロシア革命から間もない1917年には独立を求めたウクライナがソビエト軍と戦い、独ソ戦の只中にはナチスの後押しを受けたウクライナ市民がソ連に牙を剥く。同じスラヴ民族として共存してきた両国は兄弟国家と呼ばれるほど深い関係を持ちながらも、戦火を交えては互いの血を流してきた。今回は、2人の指導者が背負うロシアとウクライナの100年の物語。