今回、両国が署名するとみられていた合意文書だが、ウクライナ領土に埋蔵されているレアアースなど鉱物資源の権益に関するもの。ロイター通信はトランプ政権としてはこれまでアメリカが実施した巨額のウクライナ支援の返済と位置づけていて、一方、ウクライナが求めるアメリカによる安全の保証の確約は盛り込まれていなかったと報じている。ウクライナが求める安全の保証はNATO加盟に対するアメリカの支持、アメリカによる軍事支援の継続。NATO加盟についてトランプ大統領は「そのようなことは起きない」と否定、アメリカが関与することがウクライナの安全保障につながるという認識。アメリカによる軍事支援の継続については交渉決裂を受けウクライナへの軍事支援停止を検討。元外務事務次官・藪中三十二さんは「前代未聞の首脳会談。結果的にはアメリカ、ウクライナ双方にとってダメージがある」、デザイナー・渋谷ザニーさんは「今回の対談は僕たち日本国が何を学ぶべきなのかと思う。日本の強さを表すためにも一番強い、いい形の強い外交がやっぱり日本には求められているのだろうと思う」、「報道1930」キャスター編集長・松原耕二さんは「ウクライナをないがしろにすると停戦はうまくいかないということを見せつけたという意味ではよかったと考えるべき」とスタジオコメント。