ウクライナ情勢をめぐって23日、ロンドンでヨーロッパ、ウクライナ、アメリカの外相級会談が開かれる予定だったが直前になってアメリカのルビオ国務長官が欠席し会談が延期となった。アメリカ国務省は欠席はスケジュール上の都合としているが、背景にはウクライナ側との立場の隔たりがあると報じられている。アメリカが提示した和平案にはクリミアのロシア併合をアメリカが承認することやNATOへのウクライナ加盟を認めなことなどが含まれているとされる。ゼレンスキー大統領はロシアによるクリミア併合は認めないとしている。これに対しバンス副大統領は、我々は明確な提示をした、同意するかアメリカが手を引くかどちらかだと話した。トランプ大統領もSNSで、こうした発言は和平交渉に非常に有害だと投稿している。一方プーチン大統領は30時間の停戦を一方的に宣言、ウクライナも民間インフラへの攻撃を30日間停止すると提示した。ウォール・ストリート・ジャーナルはロシアにとって遥かに有利な取り引きだとしている。