猛暑の影響で野菜の価格が上昇する中、今お得なのがキャベツ。野菜値上がりの実態について、スーパーアキダイ・秋葉弘道社長は「ホウレンソウは気温が高くなって流通量が少なくなって約2割高い。ニンジンは畑の中で暑すぎてダメになっちゃったり。今はまだ何とかなっているジャガイモ、タマネギの産地が北海道に移動すると結構な高値になると思う。高温になって畑の中でかなりやられている」と話す。そんな中、ピーク時を大幅に下回る安さの野菜がキャベツ。一番多く使う野菜がキャベツだという一圓上石神井店店主・松脇成一さんは「一番高い時は1箱6000円。去年の高騰時は1玉1000円。今は1玉300円」と話す。去年から高騰していたキャベツの卸売価格だが、今年に入ってから値下がり傾向が続いている。今年にピーク時と比べると現在は約4分の1の価格。(農水省青果物卸売市場調査)。安いだけでなく、今は一年で一番おいしいという。猛暑で多くの野菜が高くなる一方、なぜキャベツは安いのか。今は日本一のキャベツ出荷量を誇り、高冷地で暑さの影響を受けにくい群馬県嬬恋村のキャベツがメインで出ているという。キャベツの価格が次に上がる可能性があるのは9月中旬以降だという。
住所: 東京都練馬区上石神井1-5-8
