宮崎・延岡市の北浦小学校にはユニークな宿題がある。宿題は“ムギュッ!の日”。1年に6回家族でハグに挑戦する。海の仕事をする親が多い北浦地区の子どもたち。数ヶ月の間、家を留守にする人もいる。約10年前、家庭の絆を深めてもらいたいと始まった。“ムギュッ!の日”を特に楽しみにしていた前田浬さん(11)。お父さんと久しぶりに迎える宿題。貨物船の船長を務める父・栄幸さん。家に戻れるのは1年で4か月しかない。浬さんの七五三にも参加できなかった。離れ離れの生活に栄幸さんは引け目を感じてきた。家に帰る度に感じるのは浬さんの成長。恥ずかしくて言葉にできない娘への気持ち。思いをハグに込める。栄幸さんは「愛情表現にとってハグすることでいろんなものを詰め込められる。父親がいるという安心感だけは持っていてほしい」、浬さんは「いつも会えてなかった寂しさを込めながらギュッてしています」と話した。お父さんの出発が近づく中、浬さんには準備しているものがあった。次の航海で60歳を迎えるお父さんの似顔絵。お父さんが船出する日を迎えた。2人が再会するのは2か月後。卒業生の中には今もハグをして気持ちを通わせている親子もいるそう。出演者は「みんなの嬉しそうな照れくさそうな表情に胸がいっぱいになる」等とコメント。
