今年で9年目となる「温泉総選挙」は、環境省や内閣府なども後押ししており、温泉地の活性化を図るという目的もある。「絶景」「美肌」「歴史」など8部門があり、今回は一般の人約1万6，000票により各部門のランキングが決定。専門家は今年の温泉のトレンドについて「インバウンドが増えてきているし、混雑を避けて自然の中で静かに過ごしたいというニーズがあると思う」と分析している。「秘湯／名湯部門」1位に選ばれたのは群馬県の嬬恋村にある「万座温泉」。8回目の参加で念願の1位を獲得。湯は白濁の硫黄泉で、これから寒くなる季節に体の芯から温まれるという。「万座温泉」がある嬬恋村は、草津温泉や軽井沢町など観光名所に囲まれているため、これまでは観光客が素通りすることが多く「秘湯」と呼ばれている。