日経平均株価は歴史的な上昇となった。前日の暴落で割安と判断した投資家から買い注文が殺到して、ほとんどの銘柄で値がつかない状態が続き、概ね出揃ったのは午前9時20分頃だった。大阪取引所ではサーキットブレーカーを2日連続で発動した。日銀の利上げが追い風になるとみられていた銀行株は下落。債券市場では日本国債の2年債の利回りが政策金利に近い0.25%に一時近づいた。マーケットが日銀は今後2年間利上げをしないことを折り込み始めた動きと言え、この先の日銀のメッセージに注目される。日経平均先物は夜間取引で840円下落している。