木曜日に日本銀行は2016年から続いたマイナス金利政策の解除を決定し、17年ぶりに金利を引き上げたという。マイナス金利政策とは企業や個人が銀行に預金するよう銀行も日銀にお金を預けているが、銀行がお金を預ける場合は一定量を超えるとマイナスの金利をかけ預けた銀行側に手数料が発生。こうする事で日銀に預けるよりも個人や企業にお金を回した方が良いと銀行に思わせ経済を活性化させる狙いがあった。マイナス金利を解除した事で手数料が無くなり銀行に余裕が出来るようになる。今回の決定を受けメガバンク3行は普通預金などの金利を引き上げると発表。三菱UFJ銀行は木曜から普通預金の金利を0.02%に引き上げ、三井住友銀行とみずほ銀行も来月1日から同じ0.02%に引き上げられる。100万円を1年間預けていた場合はこれまで利息が10円だったが利息が200円になる計算となっている。マイホームの購入で多くの人が利用している住宅ローンの金利については金利が変わらない固定型と定期的に金利が見直しされる変動型がある。現在は変動型の金利が低くなっているが専門家は今回の金利引き上げ幅であれば変動型の方がお得な状況が続くという。日銀の植田総裁は「当面緩和的な金融環境を継続する事に通じて経済や物価をしっかり支えて行く」と述べている。