日銀は来週15・16日の金融政策決定会合で「利上げ」を議論し最終判断する見通し。今は0.75%程度だが、1%程度で議論する方針。利上げが決定すれば1995年以来31年ぶりの水準となる。イラン情勢の影響が長引いていて原油や石油製品の価格が高止まりしている。今週発表された企業物価指数によると、5月は去年同月と比べると6.3%の上昇で約3年ぶりの大きな上昇幅だった。金利を上げて経済活動の勢いを少し抑え、物価の急上昇にブレーキかけるねらいがある。金利の上昇は利払いの負担が増える一方で、預金の利息が増える面もある。メガバンク3行の住宅ローン変動金利(最優遇)ではすでに1%を超えている銀行もある。このうち、みずほ銀行では1%を超えるのは2012年以来となる。今回の利上げが決まれば、さらに変動金利を引き上げる動きが出てくる可能性もある。一方、普通預金金利はいずれも年0.3%で、利上げが決まればさらに上がる可能性がある。金利に連動するものはたくさんあり、金利のメリットやデメリットを見ながら暮らしを考えていく必要がある。日銀は物価上昇が2%で安定するような状態を目指していて、「中立金利」は日銀推計で1.1~2.5%と言われている。今回利上げをしてもこの範囲には入らない。
