斎藤前知事の選挙戦を支えたのはボランティアの存在。斎藤氏は10月初旬の失職したその次の日からほぼ毎日県内各地の駅に立っていた。このときのボランティアは知人らたった4人。先月31日の告示日には中高の同級生ら40人が集まり、そのうち4~5人がSNS係を担い、選挙戦の17日間で街頭演説の様子を動画編集し、毎日投稿して発信を続けた。最終的にXのフォロワー数も20万人にまで膨れ上がった。今後の課題は全会一致で不信任を突きつけられた県議会との向き合い方。来月3日から県議会が始まり、議会から知事に申し入れがあり来年の予算が編成されることとなる。議会との関係がこじれている中、逆転勝利を掴んだ斎藤前知事との間で県政がどう進んでいくのかが注目される。また、告発文書の解明もまだ終わっていない。きょう午後には百条委員会が開かれ、今月末の委員会で斎藤前知事を証人として呼ぶかどうかが焦点となる。