ミラノ・コルティナ五輪も終盤戦。フィギュアスケート女子シングルで日本の3選手が女王の座をかけた戦いに挑んだ。3選手ともにメダル圏内の好発進を切っていた。女子フリーで先陣を切ったショートプログラム4位の千葉百音選手は会心の演技を披露し暫定トップに立ち、残る3選手の演技を待つ。続くアメリカ代表のアリサ・リウ選手が圧巻の演技を見せ、千葉選手を抜きトップに立った。りくりゅうペアも祈るように見守る中、今季で引退を表明している坂本花織選手が集大成のフリーに臨んだ。中盤に予定していた連続ジャンプが単独になってしまうミスが出たが、磨き上げてきた表現力と高い完成度で会場を魅了した。坂本選手の順位は2位、2大会連続のメダルは確定したものの思わず天を見上げた。最後に登場した初出場の17歳、SP1位の中井亜美選手は冒頭に大技3アクセルを見事に成功。途中ミスがあったものの初の大舞台で躍動した。見事銅メダルに輝いた中井選手が日本フィギュア史上最年少メダリストになった。坂本選手は前回を上回る銀メダルで最後のオリンピックを締めくくった。表彰式を待つリンクサイドでは三浦璃来選手に抱き寄せられ涙にくれる坂本選手の姿があった。今大会、坂本選手は日本フィギュアチームのリーダーとして選手を鼓舞し続けた。坂本選手は「オリンピックという大舞台で先生たちにも最高の景色を見せてあげたかった」と語った。
