明治大学博物館では現在三淵嘉子をテーマにした特別展示が開催されている。戦前の日本で自立した女性として自らの未来を切り開いた三淵嘉子。女性が法律を学ぶ門戸を初めて開いた明治大学に入学した。当時は女性が法律を学ぶことを快く思わなかった人も多くいたという。博物館の武井さんは「自身が努力をして周囲の人に自分の実績を認めてもらうような形でたゆまぬ努力をしていった。」などと話した。明治大学の裏手にはドラマにも登場した男坂がある。三淵嘉子は毎日のようにこの坂を登り降りしていたという。明治大学の木下さんは三淵嘉子の生き方に感銘を受け三淵ゆかりのマップを作成したメンバーの1人。三淵嘉子は明治大学卒業から2年後日本初の女性弁護士となった。1979年の記念講演で後輩たちへ「私は皆様方にエリート意識など持ってほしくないのです。」などとエールを残した。