- 出演者
- 江藤愛 加藤浩次 塚地武雅(ドランクドラゴン) 斉藤由貴 秦基博 神木隆之介 小山慶一郎(NEWS) 後藤真希 劇団ひとり 一青窈 土田晃之 高橋優 岡田結実
オープニング映像。
- キーワード
- ソニー・ミュージックレーベルズ
1960年代の曲のグッとフレーズをインタビュー。水前寺清子「三百六十五歩のマーチ」の「三歩進んで二歩下がる」「人生はワン・ツー・パンチ」という歌詞が挙がった。確実に一歩進むと勇気づけられる、当時はボクシングが流行っており殴られても這い上がっていくところが頑張ろうという気持ちにさせるという声が聞かれた。
今回は「ハナミズキ」の誕生秘話を本人が語る。今年検索された歌詞ランキングも発表。
グッとフレーズをインタビュー。1970年代は数々のスターたちの作詞を手掛けヒットを飛ばした阿久悠の時代。沢田研二「勝手にしやがれ」が挙がり、心情を擬音にしたのは阿久悠が初めてといった声が聞かれた。男の人が強かった時代に全女性に向けて歌った戦闘力のある歌として、山本リンダ「狙いうち」も挙がった。
1980年代は井上陽水や松任谷由実、中島みゆきらがアイドルの歌詞を手掛けることでアイドルソングが一味違うものになり、繊細な恋心を綴った歌詞に多くの人が共感した。一方で社会への不満を募らせたヤンキーには、尾崎豊やBOØWYの自由を求めた歌詞が刺さった。BOØWY「MARIONETTE」に出会ったことでCDデビューまでたどり着いたという50代男性は、ミュージシャンとしてご飯を食べたかったが先生や親からロックバンドをやめろと言われ「あやつる糸を絶ち切って自分のために踊りな」という歌詞が刺さったと話した。
バブル崩壊によって不景気になった1990年代、不安を抱えていた日本人に明日への希望を歌った槇原敬之やMr.Childrenの応援ソングが刺さった。モーニング娘。「LOVEマシーン」も挙がり、不景気やインフレーションといったネガティブな歌詞を明るく変えていくつんく♂はすごいといった声が聞かれた。
2000年代はミレニアム婚が話題になったり「世界の中心で、愛をさけぶ」「冬のソナタ」がヒットしたりと、日本中が恋愛ムードに。MONGOL800「小さな恋のうた」の「ただあなたにだけ届いてほしい」という歌詞について、秦は1人に向けてはっきり歌詞が書かれているのにこれだけ普遍的なのがすごいとコメント。街のインタビューでは「ハナミズキ」の歌詞も挙がり、「君と好きな人が百年続きますように」という歌詞が大切な人とリンクして刺さるといった声が聞かれた。この曲はアメリカ同時多発テロの際に一青窈が現地の友人の安否を想って作詞した。
2010年代は未曾有の大災害で幕を開けた。頑張ってるのに頑張れと言われるのはツラい、頑張れと直接言わないお守りみたいな曲が刺さったといった声が聞かれた。
2020年代はYOASOBI「群青」、Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」が話題になった。「海に眠るダイヤモンド」主演の神木隆之介は、朝ドラ「らんまん」でゴールの見えない撮影で挫けそうなときに「ケセラセラ」の。「今日も唱える 限界?上等。やってやろうか。愛を捨てるほど暇じゃない」という歌詞に支えられたと話した。
年末に聴きたいグッとフレーズ30代は嵐「ふるさと」。小山薫堂が紅白歌合戦のために作詞した。「いちばん素直のなれる場所」という歌詞が刺さったという声が聞かれた。秦は特別な景色が出てこない、誰でも持っているものが散りばめられているとコメント。NHK全国学校音楽コンクールの課題曲にも選ばれた。
クリスマスを独りで過ごす寂しさ綴ったグッとフレーズ。SEKAI NO OWARI「silent」が挙がり、「クリスマスなんて無ければいつも通りの何にも変わらない夜なのに」という歌詞に共感するという声が聞かれた。秦基博「聖なる夜の贈り物」も挙がり、喧嘩してる恋人がクリスマスに仲直りする様子が描かれてロマンチックという声が聞かれた。一青窈は私は逆プロポーズだった、ギターピックを花びらに見立てて婚姻届にくっつけて「Everything」を替え歌で歌ったと話した。
日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の番組宣伝。
「最前線!密着警察24時」の番組宣伝。
年末に聴きたいグッとフレーズ40代は広瀬香美「ロマンスの神様」。合コン全盛期の1990年代に発売され、多くの40代が広瀬香美の恋愛観に共感した。
年末に聴きたいグッとフレーズ50代以上はUNICORN「雪が降る町」。刺さっていたのは「あと何日かで今年も終わるからたまには二人でじゃま者なしで少し話して」という夫婦2人で過ごす可愛い情景。家族と1年を振り返って話し合いたいと前向きにしてくれる曲という声が聞かれた。より長い期間聴いてもらえるように奥田民生が歌詞からクリスマス感をなくし年末の歌に変更した。
年末に聴きたいグッとフレーズ10代はマカロニえんぴつ「♪メレンゲ」。刺さっていたのは「また僕を好きになりたい 生まれ変わったりする以外で」というフレーズ。自分が嫌いになっていたが「 生まれ変わったりする以外で」という歌詞を聴いて自分の好きなことをやりながら前向きに頑張ろうと思えたという声が聞かれた。
多くの人に刺さった高橋優のグッとフレーズは「福笑い」の「きっと世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う」。高橋はデビュー前に出演したラジオで「この世界を変えるためには何が必要か」をテーマに即興で歌った曲だと話した。リリーズの翌月には東日本大震災が発生し、ラジオにリクエストが殺到。2011年上半期ラジオで一番流された邦楽曲となった。
NEWSが歌うグッとフレーズは「U R not alone」。30年前に家庭の事情で諦めていた大学進学に踏み切ることができたという声が聞かれた。作詞はGReeeeNで、夢を挫折しそうな人へ贈るファイトソング。小山はグループ存続の危機のときに3人ともこの歌詞にくらっちゃった、前を向いて信じて進んでいけば今の自分を押してくれる過去の自分がいると教えてくれると話した。
街の人に刺さった歌詞をインタビュー。昔やっていたボクシングをまた始めるきっかけがなかったという男性は「迷いの中立ち止まるけどそれでも人はまた歩き出す」というGLAY「BELOVED」の歌詞に背中を押されたと話した。今年結婚するという20代女性はコレサワ「元彼女のみなさまへ」、泥酔中だった50代女性は杏里「悲しみがとまらない」を挙げた。
2024年に歌詞を検索された回数ランキングを発表。YOASOBI「アイドル」は1~3月連続でトップ10にランクインした。シニア世代に聞いた2024年心に響いた歌ランキングで女性は圏外だったが、男性は第1位を獲得。孫の歌として捉えていた。2月には朝ドラ「ブギウギ」の劇中歌として登場した笠置シヅ子「買物ブギー」が10位にランクイン。3月の17位にはCreepy Nuts「二度寝」がランクイン。流行語大賞に選ばれた「不適切にもほどがある!」の主題歌で「日に日にアップデートされてくマサカリみたいに振りかざす正しさに怯えながら生きるいつかのお利口さん」というフレーズが、更新されるコンプラに怯える令和の人々に刺さった。3月5位にはレミオロメン「3月9日」がランクイン。米津玄師「さよーならまたいつか!」は4~6月連続で3位にランクイン。男性社会の法曹界で主人公が女性として孤独な戦い挑む朝ドラ「虎に翼」主題歌で「人が宣う地獄の先にこそわたしは春を見る」というフレーズが、反対を押し切り茨の道を進む女性に刺さった。