「サッカーコートがしま模様なのはなぜ?」というクイズが出された。正解は芝刈り機が手前から奥に走れば当然次は奥から手前だから。埼玉スタジアム2002の芝統括責任者の佐藤亮太さんが解説。もともと天然芝は大きな芝刈り機で刈っていた。芝刈り機で手前から奥へ行き帰ってくるときも刈ったほうが効率がいいので自然としま模様ができた。68m×105mのコートを小さい芝刈り機で行う理由は重さでストレスをかけないように。2012年の「サラメシ」でも取材していた。芝刈り機をまずは手前から奥に走らせる。向こう側にたどり着くと今度は奥から手前に進んでくる。なぜ色が違ってみえる?芝刈り機によって手前から奥に倒された芝を見ると反射した光が多く届き芝が明るく見える。一方、奥から手前に刈り込む場合は光が奥側に反射し光があまり届かないので暗く見える。光の反射の問題なので見る方向が変われば明るい部分が暗くなる。埼玉スタジアムではその幅をおよそ5mと決めて刈る。また一方向からではなく左右から刈り潰して最後に真ん中を刈ることで見た目が綺麗になる。1時間半の作業できれいなしま模様が出来上がった。しま模様に注目して「三笘の1ミリ」を振り返りましょう。上からのカメラだと横じまではなく縦じまに変わっていた。芝整備は2日かかり2日目には縦方向(ゴールと垂直方向)にも刈り込む。さまざまな方向に刈られていることで客席の向きによってしまの向きが変化して見える。12年前の取材ではお母さんの手作り弁当だった佐藤さんのこの日のチコメシは自分で作ったおにぎり、野菜炒め、お吸い物、バナナでした。「チコちゃんが奥から手前にしたいものってなにかある?」と聞かれたチコちゃんは「だし巻き卵」と答えた。