ホンダと日産自動車は、経営統合に向けた基本合意書を締結する見通しで、きょう午後、正式発表の予定。両社のトップは先ほど協議に合流する日産傘下の三菱自動車トップと共に、経済産業省と国土交通省を訪問し、報告した。協議を急ぐ背景には、EVや自動運転などの分野で経営効率化が待ったなしの状況になっていることがあり、特に日産は米国市場で出遅れる中、屋台骨が大きく揺らいでいる。きょう午後の会見では、開発費の分担など具体的な成長戦略を示せるかが焦点になる。こうした中、台湾の大手電子機器メーカー「鴻海精密工業」が、“日産の株式取得に向け、筆頭株主であるフランスのルノーと交渉している”と伝えられている。