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「上山博康医師」 のテレビ露出情報

脳神経外科医・瀧澤克己さん(57歳)の拠点は旭川赤十字病院。脳神経外科のトップを担っている。体力の維持と節電を考えて院内では階段を使う。脳の手術を終えた瀧澤は患者の髪を洗い始めた。手術直後の洗髪は一般的には看護師が担当するという。瀧澤の部屋にはこれまでに訪ねた国々のマグネットが貼り付けてあった。この10年で23か国で約200件の手術を無償で引き受けてきた。6月は勤務の休みを利用してベトナム・ハノイを訪れ、4日間で7件の手術を引き受けた。医療体制が立ち遅れている国に高度な技術を伝達するのがモチベーションになっている。手術には現地の若手医師が立ち会った。手術の合間には講義も行う。
瀧澤は1965年北海道倶知安町生まれ。旭川医科大学を卒業し、旭川赤十字病院に勤めたことで、脳神経外科の第一人者・上山博康医師と出会い、その技術と患者との向き合い方に深い感銘を受けた。上山から手術はダメだと言われた瀧澤は血管縫合の猛特訓を行った。国内で実績が認められると、海外から招かれるようになった。カンボジアを訪れた際には手術を教えてほしいと頼まれた。2人の息子と1人の娘がいる。次の患者はインドの7歳の少女。もやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症)だった。脳に血液を供給する内頚動脈が細くなり、血流が滞って体の麻痺や言語障害を引き起こす。2か月前に患部の半分を治療していて、今回で2度目。子どもの血管は細く、難易度が高い。機能を失った血管に頭皮の血管をつないで新たな血流を作るバイパス手術を行った。

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