この春、共学化に踏み切った長野県の上田短期大学。2年間で専門人材を育成、卒業生のほとんどが地元で就職するため地域にとって重要な教育機関の一つ。幼児教育学科を設置していて、保育士などを目指す学生などが集まる。男子学生が入った今年度も定員充足率は6割余にとどまる。上田市の認定こども園の保育士の約6割が上田短大の卒業生。在学中にこの園で実習を行った学生がそのまま就職するケースもある。飯嶋副園長は、採用についてもお願いしやすい、地域になくてはならないとコメント。園では保育士の確保が難しくなっている。新たな取り組みを始める短大もある。西九州大学短大と長崎短大、長崎女子短大はデジタル分野、キャリア開発など特色ある科目を共有。それぞれの短大の学生が相互に授業を受けられるよう整備。教員、学内システムを共有し経営の効率化を図る。