天皇陛下はきょう午後、皇居の水田でうるち米のニホンマサリともち米のマンゲツモチあわせて20株を稲刈りされた。皇居での稲作は昭和天皇が始めたもので上皇さま今の天皇陛下へと引き継がれた。陛下は日本の農耕文化の中心である稲作を大切にしたいという思いから毎年取り組まれているという。陛下はたわわに実った稲を手に取ると鎌で手際よく刈られていた。稲は陛下みずから種もみをまき田植えをされたもので、ことしも順調に育ち平年並みの作柄だという。陛下が収穫された稲は宮中祭祀の新嘗祭などに使われ、そのほか根付きの稲が三重県の伊勢神宮に送られる予定。