京都・中央区に並んだ黒い自動販売機は20メートル余りに12台設置されている。売っているのはミニチュアの刀や忍者のグッズ、食品サンプルなど。京都の文化や伝統を感じさせる土産品などを購入できるようになっている。台湾やノルウェーからの外国人観光客も興味津々の様子。プロデュースをしたのは京都の不動産会社。若手社員が中心となって企画したという。ユニークな商品と一緒に漆器風のぐい飲みなども。日本の伝統文化を知る入口にしようという思いが込められている。このぐい飲みを提供しているのは下京区にある老舗の漆器店。ここでは土産用として漆器風の樹脂でできた製品も作っている。知名度は海外でもあがっているとのことで、今ではこの店がネットで販売する漆器の約2割が海外からの注文だという。