痛みを和らげ歩行をサポートする整形外科靴は機能面が優先されデザインが限られる。そんな中、義肢装具士の中井要介さんは機能だけでなく、デザインにもこだわり理想の靴を作っている。“全ての人に楽しくお出かけしてほしい”職人の技と思いを取材した。東京・東久留米市にあるマイスター靴工房 KAJIYA。完全オーダーメイドの靴作りは採寸から完成まで全て手作業で行っている。中井さんは都内にある足の専門病院で装具外来を受け持っている。この日、中井さんのもとを訪れたのは生まれつき足に変形があるという丸山さん。アキレス腱が短く、足首が90度に曲がらない。歩く時は常につま先立ちの状態のため、かかとをつけて歩くことができない。これまでは市販の靴を使用してきた。今回、整形外科靴を作る理由は娘が生まれ、立った状態で抱っこをしてあやしたいと話す。全体重を支えていたつま先への負担を減らすため、かかとの高さに合わせた中敷きを作成。型取りから約2カ月、丸山さんだけの一足が完成。丸山さんは「こんな楽なことはない。歩きやすさは段違い」と語った。中井さんは20代の時、靴型装具の先進国であるドイツで修業を重ねた。義肢装具士の国家資格に加え、職人の最高職位であるドイツ整形外科靴マイスターの資格を取得し、これまで3000人以上の足を支えてきた。
住所: 東京都世田谷区北沢2-8-16
URL: http://www.shimokitazawa-hp.or.jp/
URL: http://www.shimokitazawa-hp.or.jp/
