鉄道各社の間でクレジットカードを使ったタッチ決済の導入が広がっている。私鉄大手の京王電鉄は今月から全ての駅の自動改札機に端末を設置し、利用者数などの動向を調べる実証を始めている。導入にあたっては運賃の割り引きなどの新たなサービスも検討するという。また、東急電鉄もことし5月から世田谷線以外の全ての駅で導入したほか、関西の私鉄4社も先月から500余りの駅で導入した。鉄道各社が相次いで導入するのは増え続ける外国人旅行者への対応が狙いだが、約9割を占める交通系ICカードの利用者にとっても新たな選択肢となり、サービス競争につながりそう。