世界ラリーでは勝田貴元が11年目にして初優勝を掴んだ。一般公道を封鎖し1台ずつがタイムを競う世界ラリー。トヨタ・勝田貴元は第3戦ケニア大会で初優勝。日本人では34年ぶりの歴史的快挙だった。デビュー以来日本人唯一の世界ラリードライバーとして脚光を浴びてきた。最大の武器はトップレベルのスピード。72戦、一度も優勝はなかった。勝田が頼ったのは去年までライバルチーム「ヒョンデ」に所属した元世界チャンピオンのオイット・タナックだった。特に心に刺さった言葉について勝田は「『Be Professional』。プロとして今ここを耐えきることが自分の仕事。絶対に生き残らなきゃいけないっていうところがあった」などと語った。完走することも難しいケニア大会は勝田にとっても困難の連続だった。コ・ドライバーの声がインカムの故障で聞こえなくなり、タイヤ2本がパンク。トップ集団が次々と脱落する中、生き残ったのは勝田だった。初優勝直後のインタビューでは支えてくれた仲間たちへの感謝の後、「オイット・タナックに感謝を伝えたい」などと語った。世界ラリーの日本大会は来週28日に開幕する。
