主人公は栄花直輝選手。世界剣道選手権大会の男子団体戦の大将。当時、日本は世界剣道選手権大会を11連覇中。剣道は精神を鍛えるスポーツとして注目され当時競技人口は300万人。体格・力で勝る外国人選手が成長し日本が連覇できるかがしょうてんだった。韓国代表は過去2回決勝戦で日本と1勝差まで迫った。中でもキム・キョンナム選手は団体戦では日本人選手に負けたことがない。栄花選手が敗れた全日本剣道選手権大会で見えてきたのは「勝ちたいという欲」で無心の一撃を目指す。迎えた世界選手権団体戦は大将戦までもつれこみ引き分け。勝負の行方は大会初の代表戦となる。