インドで開かれているユネスコの世界遺産委員会で、日本が推薦する新潟県の「佐渡島の金山」を新たに世界遺産に登録するかどうかの審議が、まもなく始まる見通し。今回登録が決まれば、国内で26件目の世界遺産となる。「佐渡島の金山」をめぐっては、ユネスコの諮問機関が4段階の評価で上から2番目の「情報照会」の勧告をまとめ、世界遺産への登録を考慮するに値するとした上で、追加の情報を求めていた。また、韓国政府が反発し、日韓両政府が話し合いを続けてきた。これについて韓国外務省の当局者は昨日、記者団に対し、登録に同意する考えを示した。登録にあたっては、審議にあたる委員国の全会一致での決定が慣例となっていて、まもなく行われる審議の行方が注目される。