日本ハムの研究施設で肉の加工技術を生かして1年前から極秘に開発したきたのが、植物由来の原料で作った代替マグロ。見た目だけでなく、味や食感も本物のマグロにできるかぎり近づけたという。刺身をしょうゆにつけると、しょうゆの表面に脂が残るところまで再現している。代替マグロの原料となるのが、こんにゃく芋を乾燥させて粉末にした、こんにゃく粉。現在、開発の最終段階で今年度中の発売を目指している。日本食ブームもあり世界で需要が拡大するマグロだが、太平洋クロマグロは準絶滅危惧種に指定され、乱獲を防ぐため年間の漁獲量が制限されている。本物のマグロに近づければ大きなチャンスがある。今月、姫路市で開かれる世界銀行の国際会議「防災グローバルフォーラム2024」で300人分の弁当のメニューに代替マグロが採用されたているという。。