一帯一路の国際フォーラムは北京で今日から2日間行われ、中国政府は今年最も重要な外交活動と位置づけ、140か国余の代表などが参加を決めている。フォーラムに出席するためロシアのプーチン大統領が今日午前北京に到着した。プーチン大統領が中国を訪れるのはウクライナ侵攻後初めてである。ロシア大統領府はプーチン大統領と習近平国家主席が明日首脳会談を行うことを発表していて、ウシャコフ大統領補佐官は「機微に触れる議題を話し合うため、通訳だけを交えた1対1の形式でも行われる」という可能性についても言及した。プーチン大統領としては欧米との対立を深めるなか、中国との関係を一層強化する狙いがあるとみられている。また会談ではイスラエル・パレスチナ情勢やウクライナ情勢などをどのように議論するかが焦点になっている。一方、中国の国営テレビによると習首席は今日午前にカザフスタンのトカエフ大統領と会談し、10年前にカザフスタンを訪問した際に一帯一路の構想を初提唱したことを引き合いに両国の国民によりよい利益をもたらすべきだと強調した。