昨シーズン就任1年目の阿部監督を毎月、高橋由伸が直撃取材した巨人軍新人監督日記。監督2年目となる今シーズンも本音をぶっちゃけてもらう。今年の巨人といえば大型戦力補強が話題に。中でも注目の3選手について由伸が深掘りする。昨シーズンリーグ最多15勝を挙げMVPに輝いた菅野智之選手。今年メジャーリーグのオリオールズに年俸およそ20億円で移籍が決定。菅野投手本人からは移籍決定後、連絡があったという。菅野投手の移籍に関して阿部監督は「痛い、12の貯金はすごく大きい」と語る。そんな菅野選手の穴を埋めるかもしれない大補強1人目は楽天を自由契約となり巨人へ移籍してきた田中将大選手。日米で偉大な成績を残した球界のレジェンドだが昨シーズンはわずか1登板。しかし昨シーズン、投手陣を菅野投手がまとめていたと再認識した阿部監督は経験と実績のある田中投手に投手陣の兄貴分になってもらうことを期待した。2人目の大補強は中日から加入する昨シーズンのセーブ王、ライデル・マルティネス選手。報道では年俸4年50億円超えの超大型契約。巨人は昨シーズン主に大勢選手が9回を投げる抑え投手を務めてきた。その大勢投手の負担を軽減できると考え、ライデル・マルティネス投手獲得を決めたという。起用法に関してはクローザーをマルティネス投手に、8回を大勢投手に任せたいという。そして、3人目の大補強、ソフトバンクから加入する甲斐拓也選手。現役時代、9度のベストナイン4度のゴールデングラブ賞を獲得した阿部監督から見る甲斐選手の魅力は「ピッチャー・チームの安心感」になるとした。更に、メジャーリーグから新外国人、キャベッジ選手も加入した今年の巨人。1月時点で阿部監督が思う開幕スタメンを聞いてみた。阿部監督はスタメンに関して岡本選手ら決まっている選手はいるものの、若手選手に自分を悩ませてほしいと語った。阿部監督が思う今年の巨人のテーマは「気付き」とした。
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