夜の東京・渋谷センター街で多くの視線を集めていたのは、歌舞伎俳優（八代目中村芝翫一門・成駒屋）の中村橋吾さん。街行く人たちに、歌舞伎を通して貧困や環境問題といった社会課題を訴える活動をしている中村さんは、様々な社会課題に立ち向かう主人公を描いたオリジナルの創作歌舞伎を演じている。中村さんは「社会課題には、いろいろなものがあると思うんですけど、そういったものを一つの厄災という言い方をして、お酒に封じ込めて飲み干してしまうという演目」「実際に社会課題解決まではいかないかもしれないけれども、そこは一緒にみんなで考えてみるという入り口を歌舞伎を通して伝えられたら。歌舞伎には、そういうものを伝える力あると思う。だから私は好きなんです」と話す。中村さんがこの活動始めたのは5年前で、“歌舞伎役者として世の中の役に立ちたい”と、社会課題がテーマの創作歌舞伎を作り全国各地で披露している。また、中村さんの“アスヨク”ソングはMONKEY MAJIK「Headlight」。