きのう千秋楽を迎えた夏場所。新小結として臨んだ23歳の大の里が初優勝を果たした。優勝から一夜明け「こんなに早く優勝できてうれしい」と喜びを語った。今場所の大の里は初日から強さを見せた。横綱・照ノ富士を破って最高の滑り出し。その後も立ち合いから圧力を生かして前へ、前へ。勝てば優勝が決まる千秋楽。12勝3敗の成績を収めて初優勝。初土俵から7場所目での初優勝は、幕下付け出しの力士としては最も早い記録。大の里は「まだ上に番付があるので。上へ上へと駆け上がりたい」と述べ、ことし1月の能登半島地震で被災した地元石川県への思いも口にし、「名古屋場所は石川県が近い分、たくさんの方が応援に来てくれると思うので、いい姿を見せられればいい」と語った。