プロBMXライダー・米田の解説。BMXで使う自転車は10kg前後で、7~8kgの自転車を使っている選手もいるが、最近はあまり軽くしすぎないようにするのが主流だという。パリ五輪で5位となった中村輪夢は、自身もライダーでショップも経営している父の辰司の影響で2歳からBMXをはじめた。東京五輪でも5位に入賞していて、パリ五輪予選では6位で決勝進出。予選の跡のコメントでは「まだ出せていない技がある。全部出して気持ちよく終わりたい」と話していた。決勝で中村は世界初の新技を2本決めた。1つ目は後方宙返りしながらバイクを1回転、キャッチして、もう一度バイクを1回転させる技。バイクを2回転させる選手はいたが、キャッチしてもう一度回したのは中村だけだという。米田は今回の結果について「今回は輪夢のネガティブな部分が見つけられないほど良いランだった。他の選手がさらにもう1個技が多かったり、難易度が高いのが入っていた」などとコメントした。新技2つ目は、体を回転させながら逆方向にバイクを2回転キャッチ、バイクを1回転する技だという。