新紙幣に沸いている街があれば複雑な思いの街もある。大分・中津市は福沢諭吉のふるさと。功績を伝える記念館があるだけでなく、市内のいたるところに諭吉の銅像があり、ビルの上にも大きな像が立っている。中津と言えば唐揚げの街としても有名。両方合わせた「諭吉のからあげ」という店で話を聞いた。さらにカレー屋の店名は「諭吉コルリ」。江戸時代、福沢諭吉が日本に初めてカリーという言葉をコルリという呼び方で紹介したと言われているそうだ。そのコルリを食べていた客は新紙幣の発行について残念だと語る。前回の新紙幣発行でも1万円札の福沢諭吉だけは変更されなかったが、今回その座を渋沢栄一に譲ることになった。中津市役所観光課観光推進係・築城ふみ、諭吉のからあげ代表・吉岡大之、諭吉コルリ店主・菊池徹のコメント。
住所: 大分県中津市豊田町14-3