アメリカ共和党のデインズ上院議員が中国・北京を訪れ、昨日中国の外務次官と会談した。デインズ議員は先週、トランプ大統領とも会談していて、米中の貿易摩擦が激しくなる中、事態の打開に向けた動きにつながるか注目される。中国外務省は昨日、馬朝旭次官が北京を訪問しているデインズ上院議員と会談し、両国関係や双方が関心のある問題について意見を交わしたと発表した。これに先立って、北京にあるアメリカ大使館は、「デインズ議員はトランプ政権が中国への追加関税の理由とする薬物流入の問題や公平で対等な貿易などについて中国側と協議する」と明らかにしていた。またアメリカのAP通信は、「デインズ議員がトランプ政権の1期目の際に米中の間の仲介役を担った」と伝えていて、本人も先週、トランプ大統領と会談し中国訪問について議論したとSNSに投稿していた。米中両国は先月と今月、互いの輸入品に追加関税をかける措置を発動していて、貿易摩擦が激しくなる中、デインズ議員の中国訪問が事態の打開に向けた動きにつながるか注目される。