日本時間きょう未明ベラルーシの国営テレビがスパイ容疑で拘束された日本人男性・中西雅敏さんについての特別番組「東京から来たサムライの失敗」を放送した。中西さんが連行される様子が映し出されている。番組では中西さんが日本の情報機関に協力、ウクライナ国境で情報収集していたと説明。軍事施設など9000枚以上を撮影していたという。ロシア語で罪を認める男性。当局の管理下で撮影されたと見られる。特番をみた専門家は「恣意的にストーリーを作りあげようとしているような意図が感じられた」。長野県の会社経営者とのやりとりもスパイ行為の証拠として紹介。企業進出のやりとりにも見えるが、ロシア語翻訳では「この前野攻撃は米国による偽装のようだ。尾行されている気がした。防犯カメラン監視されているかも」と米国の攻撃について上官に報告する内容に差し替えられていた。一方ベラルーシ外務省は6日、日本の山本大使に抗議をしたと明らかにした。日本政府が特別番組の放送中止を要請したことについてベラルーシ外務省は「抗議はバカげていると主張している」。