含まれる炭素の量などによって鉄の内部にできる組織が変わる。鋼材はいろんな用途に使われ、硬さを求める場合には炭素をたくさん入れる。加工しやすさを求める場合には炭素の少ない鋼材を提供する。顧客のニーズに合わせて鉄の成分を調整している。成分を整えた溶鋼は連続鋳造という工程で固めて板になる前の鉄の塊にする。鉄が固まる過程では炭素などの成分が中心部に集まりやすくなる。中心分が完全に固まっていない状態で電磁撹拌を行って成分の偏りを抑える。鉄の性質を決めるもう一つの大切な工程が板状に延ばす圧延。鋼材に合わせて温度や圧延条件を細かく調整する。圧延は基本的に自動制御だが、オペレーターが微調整して狙った寸法に仕上げる。高温の鉄の表面にできる酸化皮膜スケールは厚さにムラがあるとレーザーの熱が安定して伝わらず切断に影響が出る。スケールの厚さをできるだけ均一にして表面にしっかり密着するよう細かくコントロールしている。レーザー切断に適した独自の厚板も開発した。
